2020/06/03改定

路線図-1969(昭和44)年

勝立支線の廃止

1946(昭和21)年以来、馬渡および東谷地区の社宅と宮浦坑とを結ぶ従業員輸送として使用されていた勝立線でしたが、1968(昭和43)年の宮浦坑の閉鉱によってその役目を終え、1969(昭和44)年1月、勝立線は二度目の廃止となりました。

三池鉄道の誕生

当時の三池炭鉱専用鉄道は、三井鉱山株式会社(以下、「三井鉱山」という。)の三池港務所が所管していましたが、三池港務所は海上・陸上輸送の専門業者として三井鉱山より分離独立することになりました。
これをきっかけに、三井鉱山は専用鉄道を地方鉄道に変更する認可を取得し、1964(昭和64)年8月より、三池炭鉱専用鉄道は地方鉄道の「三池鉄道」となり、一般旅客輸送の事業を開始しました。
そして、1965(昭和40)年4月、三池鉄道は、三井鉱山より分離独立した株式会社三井三池港務所へ譲渡されました。