2020/06/03改定
1929(昭和4)年10月24日に発生したニューヨーク証券取引所での株価暴落をきっかけに、世界は大恐慌に陥り、その影響は日本にも及びました。この不況を乗り越えるため、国内の各炭鉱では、坑口の整理統合や採掘作業の機械化など、合理化が進みました。
三池炭鉱では、大浦坑、勝立坑、七浦坑および宮原坑の4坑が閉鉱となり、宮浦坑、万田坑および四山坑の3坑体制となりました。
これに伴い、1931(昭和6)年5月に宮原停車場が廃止され、また、翌1932(昭和7)年には勝立線が撤去されました。