2020/06/03改定

路線図-1900(明治33)年
※ 三池港開港前であるため、海岸線は当時のものと異なります。

宮原坑が開鉱した8ヶ月後の1897(明治30)年11月、宮原坑の南約1.5キロメートルに位置する万田山北側の山麓において、万田坑の開鑿が着手されました。開鑿工事に当たっては、技術陣の総力を挙げた細部設計がなされ、排水には様々なポンプが用いられました。その甲斐もあり、万田坑の開鑿工事は順調に進みました。

万田坑の開鉱に先立ち、1900(明治33)年12月、三池炭鉱専用鉄道は万田まで延伸されました。

なお、この年の8月10日付の官報第5132号にて、専用鐵道規則が公布されています。