主要諸元

製造時期1911(明治44)年10月
製造所シーメンス・シュッケルト(ドイツ)
自重22t ※1
軌間1067 mm
電気方式直流 600V
主電動機東芝製 SE-162-B、93 kW ※2
主電動機数2
動力伝達方式1段歯車減速、ツリカケ式
歯車比16:87 = 1:5.43
空気圧縮機三菱製DH16型、3.7 kW
制御装置電磁接触器式 東芝製 CD232-HAS ※3
ブレーキ装置直通空気ブレーキ、手ブレーキ
最大寸法(長 × 幅 × 高)6810 × 2740 × 4100 mm
動輪直径970 mm ※4
固定軸距3000 mm
備考※1 1958(昭和33)年の改造により、自重が20tから22tに増加。
※2 1965(昭和40)年の改造前は、シーメンス・シュッケルト社製であったと考えられる。
※3 製造時は直接制御式であったが、後に電磁接触器による間接式に改造。
※4 1964(昭和39)年の改造により、動輪直径が900mmから970mmに拡大した。

車歴

1911(明治44)年10月24日三池港に到着し、組み立てを開始した。
1911(明治44)年12月15日組み立てが完了し、試運転を開始した。
1912(明治45)年07月31日万田~三池港間で運転を開始した。
1958(昭和33)年運転室部分を拡幅した。これにより、自重が20tから22tへ増加した。
1964(昭和39)年11月動輪直径を900mmから970mmに拡大した。
1965(昭和40)年以下の改造を実施した。
・主電動機の換装(シーメンス・シュッケルト製から東芝製へ)
・貫通ブレーキの取り付け
・集電装置の換装(ローラーパンタから一般パンタへ)
1976(昭和42)年以降?制御装置を直接制御式から電磁接触器による間接式に改造した。