15トン級 B形の5号機は、国内に現存する最古級の電気機関車です。
現在は三川坑跡の敷地内に静態保存されており、三川坑跡の公開時間に見学することができます。
主要諸元
製造時期 | 1908(明治41)年 |
製造所 | ジェネラル・エレクトリック |
自重 | 15.0 t |
軌間 | 1067 mm |
電気方式 | 直流 600V |
主電動機 | 東芝製 SE-164、37 kW |
主電動機数 | 2 |
動力伝達方式 | 1段歯車減速、吊掛け方式 |
歯車比 | 15:69 = 1:4.60 |
空気圧縮機 | ー |
制御装置 | 直接制御器 |
ブレーキ装置 | 手ブレーキ |
最大寸法(長 × 幅 × 高) | 4923 × 2223 × 4050 mm |
動輪直径 | 760 mm |
固定軸距 | 1422 mm |
車歴
1908(明治41)年 | ジェネラル・エレクトリック社にて製造された。 |
1910(明治43)年12月 | 三池港の港湾荷役用として購入した。 |
1950(昭和25)年 | 電動機を換装した(G.E社製(30kW)から東芝製SE-164へ(37kW))。 |
1952(昭和27)年8月 | 機号を7から5に変更した。 |
1956(昭和31)年10月 | 連結器を改造した(リンク・バッファー式から自動連結器へ)。 |
1957(昭和32)年11月 | 集電装置を改造した(ポールパンタグラフからZパンタグラフへ)。 |
1983(昭和58)年頃 | 輸送量の減少に伴い、使用を停止した。 |