管理人エッセイ – 車内Wi-Fi

「しなの鉄道に新車デビュー」という記事を目にした。
しなの鉄道は、北陸新幹線の開業に伴い、JR東日本から信越本線 軽井沢~篠ノ井間および長野~妙高高原間を引き継いで運行している第三セクターの鉄道会社である。最近では、観光列車「ろくもん」号の運転や、同社所属の115系を懐かしい車体カラーに塗り替えて運転するなど、鉄道ファンの目を引く話題が多い。
そんな しなの鉄道に、同社初となる新型車両「SR1系」がデビューする。SR1系には2通りの仕様があり、一つはJR東日本のE129系と同仕様、そしてもう一つが座席指定の有料快速列車に充当する ”有料ライナー車” 仕様である。有料ライナー車には、ロングシートとクロスシートを転換できる「デュアルシート」が採用され、電源コンセントも備えるなど、いくつかのグレードアップが図られているが、車内無料Wi-Fiサービスもその一つである。

ここ1~2年のうちに、Wi-Fi対応の鉄道車両が劇的に増えたと感じる。新幹線でWi-Fiに繋ぐのは もはや当たり前のようで、以前同僚から「この前乗った新幹線にはWi-Fiが無かったけど、Wi-Fi無しの車両もあるの?」と聞かれたほどだ。
最近では、旅客機内でもWi-Fiサービスの提供がなされ、長時間のフライトでも退屈しないで過ごすことができる。
移動中にニュースサイトで情報収集したり、動画を楽しんだり、知人と文字で会話したり、、、おまけに会社からのメールまで届いてしまうが。。。

かつて、新幹線や特急の車内では、駅弁やコーヒー、アルコールやおつまみがシートテーブルの上を賑わせている光景をよく目にしたが、最近ではそれを見るのも少なくなった気がする。車内販売自体の減少も原因の一つであろう。しかし、スマホやタブレットの普及によって、車内での過ごし方にも変化が生まれたようである。

今度長距離列車に乗る機会があったら、スマホを見ない “努力” をして、流れる車窓をじっくり堪能しようと思う。Wi-Fiでは得ることのできない発見を求めて―――。

管理人エッセイ – 車内Wi-Fi” に対して2件のコメントがあります。

  1. こじこじ より:

    Wi-Fiも助かりますが、車内販売のビールとつまみは必須ですね。ホームで買って持込では無く、ワゴンサービスで買う派です。車内販売の廃止、さみしいですね。

    1. EZ traveler(管理人) より:

      こじこじ様、
      こんにちは、いつも有難う御座います。
      私も、車内販売のワゴンが通ったらついつい買ってしまいますし、事前にコンビニやホームで買ったものとは違う美味しさがありますよね。
      今や車内販売すら減少傾向にあり、食堂車やビュッフェで食事していた時代が懐かしいです。

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